児玉です。
今回は、腰痛に効果的なお尻の筋膜リリースについてご紹介していきます。
年齢を重ねると、何となくヒップラインが気になったりしませんか?
以前は、足が太いのが気になったいた私ですが、むしろ最近は、お尻のほうが気になりますね💦
重力に負けて、お尻は下がる一方、、
しかも、長時間、椅子に座りっぱなしでいると、お尻のコリを感じたりします。
皆様も、整体やマッサージにいくと、「お尻が固いですね」と言われることはありませんか?
そのまま放置していると、膝に痛みが出たり、坐骨神経痛などのしびれを引き起こすこともあるのです。
そのため、見た目の美しさだけでなく、健康面を考えた上でもお尻の強張りを和らげておきましょう!
真横に乗るだけ! お尻の筋膜リリース(その1)
今回も、直径20センチ程度の小さなヨガポールを使います。
それを、骨盤の横(大転子の周辺、下の図を参照)に当てながら、横向きになります。
(ちょうど、太ももの両脇を骨盤のほうに向かって触ると、お尻の横に、出っ張った骨を感じませんか。そのでっぱりが、大転子です。)
(太ももの横側に手を当て、膝のほうから骨盤のほうに向かって、その手を滑らせていくと出っ張りがあり、それが大転子です。)
ボールを当てる部分(大転子)がわかりましたら、その部分に、半分空気を抜いたヨガボールを当てて、横に寝ます。
(実際には、写真とは異なり、全身を床にむか立って預けるようにしてください)
大転子を目掛けてボールをあてます。
骨を感じると思いますが、柔らかいヨガボールを当てるので危険性がありません。
しかも、ある程度、時間をかけて、じっくり緩めることができるので効果的です。
深部のほうまで緩められるのを感じられるでしょう!
(滑液胞にアプローチするなら、柔らかいヨガボールが個人的にはオススメです)
ここでのポイントは、ボールを下にして(押しつぶすように上にのる)、全身を預けるようにし、40秒、50秒ほど待つことです。
(ゆっくり時間をかけることで、リリースされていきます!)
気持ちよくできたら、反対側もやってみてくださいね。
ちなみに、お尻の筋肉は、お尻の筋肉は、表層から深層にかけて、大臀筋(だいでんきん)→中臀筋(ちゅうでんきん)→小臀筋(しょうでんきん)と連なっていて、いづれも足の骨(大腿骨)のほうに付着しているのが分かります。
少し仰向けになる、お尻の筋膜リリース(その2)
同じ大勢から、今度は少しだけ天井を見るようにして、ボールの位置をずらします。
先ほど(その1)は、ちょうど出っ張っている部分(大転子)に対して、垂直に当てました。(冒頭の女性が体勢を横にしていますがそんな感じで、太ももの真横に当てます。)
今度(その2)は、ボールの位置を下記のあたりに当てていきたいので、体勢を、やや天井方向を向くよう体勢を変えます。
太ももの真横ではなく、お尻のほうです(下図の赤丸の部分)。
ボールを当てていきたいのは、矢印で示した部分です。
固いボールを当てるのではなく、今回も、空気を抜いた柔らかいヨガボールを当てていきます。
ポイントは、ボールをコロコロ転がすのではなく、同じ場所で40秒から50秒キープします。
全身の力を抜いて、全体重をかけて行うと、ゆっくりじわ〜と緩められるのが感じられるでしょう。
時間をかけることで、深部の方までアプローチできます。
ちなみに、上記の図にある筋肉群は、股関節を外側に開く時に使われる筋肉群で、深部にあります。
そのため、ストレッチではなかなか緩めにくい場所でもあるのですね。
お尻(小臀筋)の筋膜リリース(その3)
今度は、小臀筋に注目をしてみましょう。
3つの臀筋の中では、最も深層部にあります。
先ほど(その2)では、足の骨の付着部を意識しましたが、今度は、もう少し上です(下図参照)。
ボールをやや前に滑らせてから、全身を上に向けるようにすると、なお良いです。
ちなみに、施術では、滑液胞といって、関節近くに袋状のもの(水色部分)にアプローチすることがあります。滑液砲は、関節の動きを滑らかにしているとされています。
袋状の中には少量の滑膜があり、そうしたことを考えると、空気を抜いたヨガボールで優しく当てると良いですね!