睡眠時間が短いと、太りやすくなると言われていますね。
一つにはホルモンのバランスが乱れてしまうためとされています。
レプチンは、脂肪細胞から分泌される食欲を抑えてくれるホルモンですが、睡眠時間が短いとこのホルモンが減ってしまうという結果があります。
反対に、食欲に関わるホルモンが変化することで、食欲は増加します。
また、睡眠中には成長ホルモンが分泌されますが、このホルモンは脂肪の分解にも関わるため、睡眠不足だと身体に余分な脂肪を溜め込んでしまうことに繋がるのです。
実際に、睡眠障害や睡眠不足と肥満などの生活習慣病との関係を、厚生労働省のこちらのサイトでも紹介しています。
眠るだけで痩せるわけではありませんが、良質な睡眠をしっかりとることは、ダイエットをする上でも大切です。
今回も、背中の筋膜リリースで、睡眠の質をあげる方法をご紹介します。
睡眠の質を上げるなら、背中の筋膜リリース
前回、こちらでも紹介しましたが、背中が張っている人は良質な睡眠が取れているとは言えないかもしれません。
そこで、背中側の筋膜をリリースしていきたいのですが、今回ご紹介するのは、指で摘む方法!
筋膜ローラーなどのような、道具は一切必要ありません。
指で摘めば良いだけ! 施術では、浅層から深層にかけて、角度を変えながらアプローチしていきますが、自分で行う場合には、どの層かは考える必要はないでしょう。
以前ご紹介した、こちらの解剖学図をご覧ください。
前回は、黒で丸く囲ったところを中心に緩めてもらいましたが、今回は、それ以外の部分も緩めていきます。
特に、腰部のあたり(胸腰筋膜)は、白くなっていますね。
筋膜組織が密集していて、その分、硬くなりやすい(癒着しやすい)部分です。
腰痛で悩んでいる人は、この部分が硬くなっている人も多いです。
ですので、この部分を、指で摘んでいきます。背骨の両脇を親指と人差し指で摘み上げるようにすればOKです。
腰の方から、徐々に上のほう(肩甲骨のほう)にずらして摘んでいきましょう。
残念ながら、背中の上部のほうまでは手が届かないでしょうから、これで緩められるのは、背中の腰部のほうが中心になります。
また、背中の張りが強い人は、最初は思うように指で摘めないかもしれません。
少しずつやっていくうちに、つまめるようになっていきますから根気よくやってみてください!
ちなみに、この方法で緩める前後で、前屈み(前屈)をして背中の伸びの違いを感じてみると、背中が緩んだことを確認できるでしょう。
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