児玉です。
脚のむくみも、ひどくなると辛いですよね〜。
足のむくみを感じると、ふくらはぎのほうが気になると思いますが、太ももが張っている人も多いです。
今回ご紹介する太ももの筋膜リリースは、膝が気になる人、股関節に違和感がある人にもオススメです。
膝や股関節の問題ではなく、太ももの張り(緊張)が原因となっているケースもあります。
今回も、”痛くない筋膜リリース”をご紹介していきますね。
太ももの裏の筋膜リリース
太ももの前側(大腿四頭筋)と、太ももの裏側(ハムストリングス)は、それぞれ拮抗しながら働いています。
例えば、長座の姿勢ってありますよね。
前側と後ろ側でバランスをとりながら、この姿勢をとっているのですね。
同じように、股関節や膝関節の動きは、互いにバランスをとりながら行われています。
そのため、どちらか一方の筋力が低下したり、柔軟性を失ったりすると下半身が不安定になります。
そこで、普段から太ももの前後の柔軟性は保っておきたいです。
適度な柔軟性があるから、筋肉もしっかりと使えるのですから。
では、初めていきましょう。最初は、太ももの後ろ側を緩めていきましょう。
太ももの後ろ側を緩める筋膜リリース
今回は、こちらを使います。
上の女性のように長座の姿勢で座ります。
そして、長座の大勢のまま、坐骨というお尻にある骨を、このローラーの上に乗せるようにします。
太ももの後ろ側(ハムストリングス)の付着部がここにあるため、その上にローラーを当てると、筋膜リリースも効果的です。
そして、骨盤を立てるようにしながら、上半身を前方向にゆっくりと倒していきます。
その時、膝が天井方向にまっすぐ向いていることを確認しておきましょう。
ハムストリングスは、大きな筋肉2つがありますが、これもどちらか一方が硬くなってバランスが悪くなっていることもあります。
膝の向きが、内方向、または外方向になっていないか注意してくださいね。
太ももの前側を緩める筋膜リリース
今度は、ヨガボールを使います。
半分空気を抜いた、ヨガボール。
これを、太ももの前側におきます。
特に、鼠蹊部のあたり、リンパ節が集まっていますが、そこが張っているとリンパの流れも悪くなります。
リンパ節があるところは、こちらのヨガボールで優しく触れることがおすすめです。
うつ伏せになって、こちらのボールを鼠蹊部に当て、うつ伏せになります。
(一般的には、硬いストレッチポールまたはローラーで、こんな感じで当てると思いますが、↓ここでは、同じ要領で、空気を抜いたヨガボールに変えます(
ボールを潰した状態で、しばらく待ちます。
(ヨガボールを転がす必要はありません)
しばらく待っていると、緩んでくるのを感じられるでしょう。
鼠蹊部付近に当てた後は、もう少し太もものほうにボールをずらして当てます。
ボールを押しつぶし、うつ伏せの状態で寝るだけです。
これも、同じ箇所にボールをあて、しばらく緩むのを待ちましょう。
太ももの横側を緩める筋膜リリース
一般的には、ローラーを使って太ももの横(サイド)をリリースするかもしれません。
ただ、これだと、太ももが張っている人は、かなり痛みを感じますよね。
個人的には、痛ければ効果があるとは思っていません。
同じ箇所を、いつものように半分空気を抜いたヨガボールを当てて緩めていきましょう(上記の写真のように)。
ヨガボールを使うメリットは、痛いのを我慢する必要がない、ということ以外にも、股関節付近を直に当てることができる点です。
硬いローラーなどは、当てにくい場所です。
ここでも、自分の体重をゆっくりかけて(ボールを動かすことなく)、ボールに身体が沈み込んでいくのを待ちましょう。
そのほうが、深部の方まで緩めることができます。
いかがでしたらでしょうか?
太ももの後ろ側だけ、硬いストレッチポールを使いましたが、そのほかは、柔らかいヨガボールを使いました。
柔らかいボールでも十分に緩めることができます。
ぜひ、日頃のケアに使ってみてくださいね。
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