睡眠の質が良くなることは、ダイエットを考える上でも大切です。
前回に引き続き、今回も睡眠の質をあげる筋膜リリースをご紹介していきます。
ちなみに前回、ご紹介したブログはこちら。
睡眠の質が悪い方の特徴
良く眠れないと訴えて施術にいらっしゃる方の特徴として、首こり、肩こり以外に、背中の張りも強いです。
背中が緊張していると、布団に横になっても身体から力が抜けないため眠りが浅くなります。
本来、眠りに入る頃には副交感神経が優位になりますが、背中の張りが強いと身体は興奮状態でこうした状態に入りにくいです。
要するに、自律神経系が乱れる大きな原因の一つと感じています。
実際、施術で背中側の筋膜をリリースしていくにつれ、徐々に眠りに入っていく人も多いですからね。
緊張が抜けて、マッサージテーブルに身体が委ねられると、気持ちよさそうに寝ています(^^)
ということで、背中側の筋膜リリースをご紹介します!
睡眠の質を高めるなら、背中側の筋膜リリースがオススメ
背中側の筋膜リリースは、一日の終わりに行うことをお勧めします。
一日の疲れは、背中側に溜まっていることが多いです。
普段から運動習慣がある人は別かもしれませんが、多くの人は、背骨の動きがあまりない状態で生活しています。
いつのまにか背骨の柔軟性が失われ、背骨の周りにある筋膜組織も固く、癒着が起きやすいのです。
ですから、一日の終わりに、ほんの数分間で良いので、筋膜組織をリリースすると良いでしょう。
と言っても、睡眠の質を良くする上で、就寝前に激しい筋トレのようなものはお勧めしません。
副交感神経を優位にしていきたいですからね。
私が、お勧めするのは、単に仰向けで寝るだけのものです。
よくクライアントさんにお勧めしているのが、ストレッチポールです。
こんな風に寝ます。
最近は、ヨガポールなどとしても売られているようですね。
いわゆる筋膜ローラーなどもありますが、長さがこれくらいあったほうが、上記のように全身をポールの上に預けられるでおすすめです。
背中側の筋膜リリースは、筋膜が癒着しやすい箇所を重点的に!
単にポールに乗るだけではありますが、ポイントがあります。
身体の構造上、筋膜が何層にも重なり合っているところは筋膜が癒着(くっつく)しやすいです。
施術をしていると、多くの方が同じようなところに緊張を作っていることに気づかされます。
ですので、そこを重点的に緩めるようにしていきます。(黒の太字で囲ったところ)
解剖図を見ると、白くなっていますよね。結合組織が密集していて硬くなりやすいです。
この図をイメージしながら、ストレッチポールに乗ります。
いた気持ちよく伸びているのを感じられればOKです。
この時、ポールを動かしたり、身体を揺らすのではなく、しばらく同じ箇所にポールを当て、じんわり(ポールのほうに)沈み込むのを感じると良いでしょう。
深部の筋膜組織にアプローチしやすくなります。
ちなみに、こちらのお餅。箸でお餅を固定させていますよね。
同じ要領で、ストレッチポールを上の解剖図で示した背骨部分に当てて固定させます。
その上で、両方の腕を、天井方向に上げたり、頭上方向にバンザイして伸ばしていきます。ちょうどお餅を指で押さえながら伸ばしているようにです。
お餅の端を、箸で固定させているように、筋膜組織も片方をしっかり固定させておくのがポイントです。
首こりの筋膜リリースも忘れずに!
背中側の上部のほう(首に近いほう)は、前回ご紹介したヨガボールを使うのがオススメです。
そのままストレッチポールに乗った状態で、顎を上げたり下げたりして筋膜組織を緩めていくこともできますが、ヨガボールに変えてみても良いかもしれません。
背中側から、首にかけて広範囲に緩めておくと良いでしょう。
ぐっすり眠ることで代謝活動を活発にできれば、ダイエットにも良いですね。
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